四国霊場八十八箇所サイクリング編(9日目)

4/26(日)163.9km 累積標高1494m
日和佐宿泊地→最御崎寺(24)→津照寺(25)→金剛頂寺(26)→神峯寺(27)→大日寺(28)→土佐山田駅輪行

民宿で朝食(ご飯おかわり自由だったので大盛り三杯)を取り準備を済ませて6:30出発。前半は緩やかなアップダウンの繰り返し、後半は延々と海沿いの平坦の国道55号線を走り続けた。室戸岬まであと少しで後輪に何か挟まり嫌な音がして、見るとホイールのスポークが折れて振れ振れの状態になっていた。路線バスは本数は少ないものの一応通っているので、本当にヤバくなったら輪行すればよいかと思い、とりあえず速度を落として進むところまで進むことにした。
問題なく室戸岬に着いたが、またお寺のために登坂せねばならなかった。善通寺(75)、石手寺(51)と同様に観光地となっているところは物凄く人が多い。個人的には人のいないお寺の方が境内をゆっくり見て回れるし、落ち着いてお参りしたり休憩ができるので好きだ。納経を済ませて、喧騒から逃れるようにそそくさと最御崎寺(24)を後にして、次を目指した。
  
ほんの少しの距離を走って、津照寺(25)に着き、登坂はなかったものの長い階段を登ってお参りした。休日でツアーの季節ということもあるが、相変わらずどこも納経所がすごいことになっていた。

引き続き海沿いの道を走って金剛頂寺(26)を目指したが、また嫌がらせかのように駐車場まで登坂し、階段を登ることになる。まあ、文句を言っても仕方ないので、このような状況を受け入れてちょっとしんどいが運動になる旅行として楽しみながらお参りをする。

昼過ぎだったのでローソンで昼飯を補給しつつ一旦休憩し、そしていよいよ色んな噂のある神峯寺(27)を目指すことになる。土佐くろしお鉄道の高架下をくぐって農道との交点をこえて狭い道を進んでいくと、とんでもない坂が現れた。日和佐から約120km走って、挙句の果てにこの坂は流石にこたえたが、時速6〜7km程でバランスをとりつつ何とか駐車場に辿り着いた。さらに本堂、大師堂までの長い長い階段のおまけ付きで、完全に足が終わった。お寺の庭園は美しく、標高400数メートルからの景色、空気ともに素晴らしい。頑張って登坂してきた分、清清しい気持ちになる。
    
最後は心身ともにボロボロになって、何とか大日寺に4時半頃に着き、本日最後のお参りをした。因みに駐車場までのちょっとした坂で泣きそうになった。
 
あとは最寄の土佐山田駅から輪行して帰ってきた。
 
 
(どうでもいいのだけど、走ったコースの地図を見て、学生時代に北海道の様似駅襟裳岬→帯広まで180km走ったことを思い出した。同じように岬目指して走ってボロボロになった記憶が重なった。)